注文住宅の玄関収納の間取りはどうする?タイプごとの特徴を知ろう!

公開日:2023/08/15  最終更新日:2023/06/16


実は、玄関はものが多くなりがちです。家族全員分の靴、ベビーカー、公園で遊ぶ道具、アウトドア用品など外で使用するものなど、収納は多く必要になります。玄関収納が充実していると日々の暮らしが快適になるので、自分に合った収納をしっかりと考えましょう。今回は、収納タイプ別にメリット・デメリットをご紹介します。

ボックス型の玄関収納を選ぶメリット・デメリット

ボックス型の玄関収納とは、ボックス型に作られた収納棚を壁付けにする収納のことです。造作でも可能ですが、メーカーの既製品もあります。ボックスの大きさや高さを自由に決めることができます。たくさん収納したければ、天井の高さまでのボックスをつくります。この時、ボックスを床から浮かせてつくったり、下に窓をつけることも可能です。圧迫感のないように工夫すると良いでしょう。腰高のボックスであれば、収納できる量は少なくなりますが、圧迫感がなく、上に物を乗せることができて便利です。上に窓をつければ、さらに開放的な空間になります。

ボックス型の玄関収納を選ぶメリットとしては、扉がついているため中身が見えないこと、ボックスなのでスタイリッシュに見えること、ボックス上下に窓をつけられるため圧迫感が軽減されること、ドアや壁などと色を合わせてすっきりとおしゃれな空間をつくれること、鏡がついたボックスを選べばお出かけに便利なことです。

デメリットとしては、扉の開け閉めが手間になること、奥行きは浅くなること、メーカー品だとサイズやボックスの仕様が限定されること、収納内の換気がしにくいことです。

クロークタイプの玄関収納を選ぶメリット・デメリット

クロークタイプの玄関収納とは、いわゆる洋服をしまう一般的なクローゼットと同じつくりになります。扉の種類は、折れ戸・開き戸・引き違い戸などが多いです。ボックスタイプのように飛び出ておらず、壁の中に納まるため、スッキリとした印象になりますね。天井の高さまで収納できるため、収納できる種類が増えます。収納の奥行きは自由に設計できるため、コンパクトにも大容量にもできます。

クロークタイプの玄関収納を選ぶメリットは、扉がついているため中身が見えないこと、幅や奥行き・扉や棚の種類を収納したいものに合わせて自由に決められることです。

デメリットは、扉の開け閉めが手間になること、大きなもの収納すると開け閉めの時に扉が引っかかることがあること、収納内の換気がしにくいことです。

ウォークインタイプの玄関収納を選ぶメリット・デメリット

ウォークインタイプの玄関収納は、収納の中に入ることができるタイプのクロークのことです。洋服などを収納するウォークインクローゼットと同じつくりになります。基本的に扉はありません。扉がないことで開け閉めせず、すぐに出し入れができるので便利です。臭いが気になる場合には、扉をつけることもできます。人が入れる広さなので、ベビーカーやゴルフバックなど大きなものも収納できます。

ウォークインタイプの玄関収納のメリットは、大きなものを収納できること、靴など収納したものが見やすいこと、収納内に鏡や窓をつければより開放的な空間になることです。

デメリットは、扉がない場合には来客にも中が見えてしまうこと、クロークタイプと同じ広さがあっても人が入るスペースの分だけ収納量が少なくなること、広い空間が必要なこと、靴をしまってから家にあがるため玄関での動線が悪くなることがあります。

ウォークスルータイプの玄関収納を選ぶメリット・デメリット

ウォールスルータイプの玄関収納とは、玄関ホールまで通り抜けられるシューズクロークのことです。帰宅後に靴を脱いで収納にしまってから、家の中に上がることができるので便利です。ウォークインよりも動線が良いのが特徴で、通常の玄関と家族用の玄関がふたつあるようなイメージです。靴だけでなく、カバンや帽子なども収納しておけば、お出かけのときもスムーズです。

ウォールスルータイプの玄関収納のメリットは、動線が良いこと、大きなものを収納できること、靴など収納したものが見やすいこと、収納内に鏡や窓をつければより開放的な空間になることです。

デメリットは、ウォークインタイプよりもさらに広い空間が必要になること、二方向が別の空間とつながっているため、目線や臭いの対策がしにくいことです。

オープンスタイルの玄関収納を選ぶメリット・デメリット

オープンスタイルの玄関収納とは、壁に棚を取りつけた収納です。コンパクトな空間にシンプルなつくりなので手軽につくることができます。収納量は少なくなりますが、靴は最小限にして、大きなものは別の場所に収納できれば問題ありません。棚の出っ張りが気になる場合には、壁の中に棚をつくることもできます。

オープンスタイルの玄関収納のメリットは、扉がないため出し入れしやすい、コンパクトな空間につくることができることです。

デメリットは、扉がなく玄関に面しているため整理整頓をしなくてはならないこと、臭いが気になること、大きなものは収納できないことです。

まとめ

玄関収納とはいっても、さまざまな種類があります。玄関は靴だけでなく、意外と大きいものの収納が必要です。家族が多ければ、より収納力が大切になります。玄関は家の顔です。きれいに収納できることで、家の印象が変わります。収納力とともに、動線や臭い対策なども考えましょう。自分のライフスタイルに合った玄関収納にすることで、毎日が快適に過ごせますよ。

おすすめ関連記事

SEARCH

新着記事

LCCM住宅(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス住宅)は、環境への負荷を最小限に抑えることを目指す新しい住宅の形態です。ここでは、LCCM住宅の基本的な情報、認定基準、選び方のポイントにつ
続きを読む
注文住宅を所有する際、長い間快適に住み続けるためには適切なメンテナンスが欠かせません。この記事では、注文住宅のメンテナンス時期と修繕費用の相場について詳しく解説します。さらに、修繕費用を抑え
続きを読む
家は私たちの生活の中心であり、家の快適さは生活の質を左右します。高性能住宅は断熱性能や通気性を向上させ、快適さを最優先に設計されているのです。また、エネルギー効率が高いため、長期的なランニン
続きを読む
注文住宅関連コラム
【その他】旭川市の注文住宅メーカー一覧