注文住宅を建てる際にかかる費用を安く抑える方法について解説!

公開日:2022/06/15   最終更新日:2022/06/29

費用を安く抑える方法

注文住宅を建てる時に、どれくらいの予算を立てておけばよいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。本記事では、注文住宅を建てる際にかかる費用の内訳や、費用を安く抑えるコツ、削るべきポイントと削ってはいけないポイントをご紹介します。事前に知識をつけて、コストパフォーマンスよく理想の注文住宅を手に入れましょう。

注文住宅を建てる際にかかる費用の内訳

注文住宅を建てるためにかかる費用は、家の建築費用だけではありません。具体的にどのような費用がどれくらいの割合で必要になるのでしょうか。

本体工事費用

本体工事費用は一番イメージしやすい家の本体を建てる時にかかる工事費用のことで、全体の費用の約70%から80%程度を占めます。本体工事は、基礎、土台工事から構造、内装や外装、トイレやキッチンなどの設備費用など、本体に関わる工事全般が含まれます。

ハウスメーカーや工務店で「坪単価○万円」と記載している場合、この本体工事費用が採用されるケースが多いため、ほかにも費用がかかるかどうか確認する必要があります。

付帯工事費用

建物を建てるには、想像以上に多くの付帯工事の費用も必要になります。付帯工事費用は、家の建物以外の工事にかかる費用のことです。地盤調査や改良工事、外構工事や、水道管などの引き込み工事などが挙げられ、全体の建築費の15%から20%程度を占めます。

諸費用・そのほか費用

実際の工事費のほかに、手数料、印紙代など、手続きや税金に関わる諸費用やそのほかの費用がかかります。具体的には、登記費用、不動産取得税、印紙税、住宅ローンの手続き費用、保険費用、地鎮祭や引越し費用などです。

一つひとつは大きい金額ではありませんが、全体の5%から10%程度を占めるため、あなどれない金額です。諸費用に関しては住宅ローンでまかなうことができないため、自己資金で準備しておきましょう。

注文住宅を建てる際にかかる費用を安く抑えるためには?

では、注文住宅を建てる際に少しでも予算を抑えるには、どのような方法があるのでしょうか。

部屋数を減らす

部屋数が多ければ多いほど、ドア、壁、クロスなどの資材が必要になり、工事の工程も増えるため、費用も高くなります。したがって、部屋数を減らすことで建築コストを削減できます。

子ども部屋など、将来的に部屋を分けたいは、パーテーションで区切る仕様にしておくことで、大幅に費用の削減ができる上に、各部屋の使い方の自由度も上がります。

床面積を減らす

一番簡単でインパクトが大きいコスト削減の方法は、床面積を減らすことです。一般的に、床面積が大きければ大きいほど、建築費用がかかります。注文住宅の見積もりでは、床面積×価格=建築費用となるため、床面積を少なくすればその分、建築費用も削減できます。

2階建てにする

1階と2階の面積が同じ建物のことを、総2階建てといいます。2階だけ面積を少なく設計する部分2階と異なり、柱などの構造も部屋の形もシンプルになるため、費用も削減でき、耐震性も強くなります。また、総2階建てにすることで外壁面積が減り、遮熱効果も期待できるため、北海道などの寒い地域では、とくにおすすめの建築方法です。

注文住宅のコストダウンの際に削るべきではない箇所

では逆に、コストダウンしない方がよい箇所はどのようなところなのでしょうか。結論としては長期的に考えた時に、費用的、精神的コストが余計にかかる箇所は、建築費用を削るべきではありません。

断熱材

断熱材のコストは、絶対に削ってはいけません。安価な断熱材を使用することで、とくに寒さの厳しい北海道では、暖房代が跳ね上がります。目先の値段ではなく長期でかかるランニングコストを検討し、値段が張っても高遮熱の断熱材を取り入れましょう。

屋根

積雪がある北海道の場合はとくに、屋根の費用は削るべきではありません。雪下ろし不要な無落雪屋根や、雪下ろししやすい屋根を採用することで、入居後の冬場のストレスを大きく軽減できます。将来的に屋根の塗装費用や修理費用などのメンテナンス費用も大きくかかる部分になるため、耐久性に優れた屋根を採用しましょう。

外壁

外壁は雨風にさらされるため劣化が早く、10年程度で定期的に塗り直しのメンテナンスが必要です。外壁塗装には100万円単位の費用が必要になるため、安価な外壁を使用すると、早い段階で無駄なメンテナンスコストが発生する可能性があります。外壁に関しても、目先のコストダウンよりも耐久性の高い外壁を選んだ方が、長期的に考えると賢明といえるでしょう。

 

これから注文住宅を建てようと考えている人向けに、注文住宅を建てる際にかかる費用の内訳や、費用削減のポイント、費用削減してはいけない箇所について詳しくご説明しました。北海道は冬の寒さがとくに厳しいため、冬場の生活を意識した家づくりをすることで、快適な生活を送ることができます。コストダウンできるところは徹底的にコスト削減し、費用をかけるべき箇所はしっかりと予算を組み、理想のマイホームと暮らしを手に入れましょう。

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