注文住宅のお風呂はどう選ぶ?具体的なポイントや注意点について解説!

公開日:2022/11/15  最終更新日:2022/10/18


注文住宅は、自由度の高い家づくりをできるのがポイントです。なかでもお風呂は毎日の疲れを癒す空間なので、デザインやカラー、メーカーなどにこだわりたい方も多いでしょう。そこで本記事では、注文住宅のお風呂選びについて解説します。タイプごとの特徴やポイント、おすすめの設備などを紹介するので、参考にしてみてください。

代表的なお風呂のタイプごとの特徴

お風呂は日々の疲れを癒す空間なので、家づくりでこだわりたいポイントにしている方も多いのではないでしょうか。お子さんのいる家庭では洗い場を広くしたい、共働きの方は掃除が楽な仕様にしたいなど、さまざまな要望があるでしょう。ただ、お風呂といっても種類があり、素材やデザイン、機能性などのバリエーションが異なります。お風呂は基本的に3種類に分けられるので、種類ごとの特徴を押さえたうえで検討しましょう。

もっとも一般的なお風呂はユニットバス(システムバス)です。ユニットバスの特徴は工場で壁や床、浴槽といった必要なパーツを作り、現場で組み立てることです。工場で生産し、現場では組み立てるだけなので作業工数や人件費が削減でき、コストを抑えて導入できます。また、工場生産のため品質が安定しており、ショールームやパンフレットで仕様やデザインを確認できるのも魅力です。

次に、ハーフユニットバスは、床と壁下部、浴槽の仕様がある程度決まっており、壁上部と天井はデザインを自由に決められるのが特徴です。コストを抑えつつ、オリジナリティのあるお風呂にできることが魅力でしょう。最後に、自由度の高さを優先するなら造作風呂がおすすめです。すべてのパーツをフルオーダーするお風呂なので、自分の理想のお風呂が追求できます。

注文住宅のお風呂の選び方のポイント

注文住宅でお風呂を検討するときは、いくつかのポイントを押さえておきましょう。まず、お風呂をどこに配置するのかが重要です。一般的に水回りは北側に採用されることが多いですが、採光が取りにくく、湿気がたまりやすい点が注意点です。キッチンからや帰宅してからの導線などにも配慮し、どこにお風呂を配置するのがよいか慎重に検討しましょう。

また、最近では防犯面やデザイン面からお風呂に窓を採用しないケースが増えています。しかし、窓があることで採光を確保しやすい、換気しやすいといったメリットもあるので、窓を設置するかどうか、採用する場合は配置やデザイン、大きさに気を付けましょう。さらに、お風呂の広さもポイントの一つです。建物の面積や家族構成などによって適切なお風呂の大きさが変わるので、脱衣所や洗面所のスペースを考慮しながら広さを決めましょう。

注文住宅のお風呂に導入するのがおすすめの設備

注文住宅ではさまざまな設備をお風呂に採用できます。たとえば、浴室乾燥機はおすすめの設備の一つだといえるでしょう。浴室乾燥機を使ってお風呂で洗濯物を乾かしたり、冬場に浴室乾燥機でお風呂を温めてから入れたりするメリットがあります。また、長風呂をするのが好きな方は、浴室テレビを採用するとよいでしょう。健康によいとされる半身浴は20~30分が目安ですが、お風呂にテレビがあれば楽しい時間を過ごせます。

そのほか、入浴中のリラックス効果を高めてくれるジェットバスもおすすめの設備です。身体に気泡が噴射されることで、リラックス効果を得られることに加え、マッサージ効果やダイエット効果も期待できるでしょう。お風呂でどのような時間を過ごしたいかによって、採用する設備を選ぶのがポイントです。

注文住宅のお風呂選びでよくある失敗

注文住宅はプランニングの段階で実際の住まいを確認できないため、後悔することも少なくありません。お風呂選びで失敗しがちなポイントは、洗面所や脱衣所が予想以上に狭いことでしょう。家づくりではリビングや寝室、玄関などさまざまな箇所を検討しなければならず、お風呂周辺が後回しになってしまうことも少なくありません。

そのため、充分な広さが確保できず、予想以上に狭いという失敗をしがちです。また、浴室テレビや浴室乾燥機、ジェットバスに憧れている方も多いのではないでしょうか。しかし、あれこれ設備を採用したものの、実際はあまり使わなかったという後悔もあります。無駄なコストをかけないためにも、本当に必要な設備か慎重に検討しましょう。

そのほか、換気や水はけが悪い、デザインを優先して、水垢や髪の毛が目立つ仕様にしてしまったというのもよくある失敗です。住んでから後悔することのないよう、実際に使っている様子をイメージしてお風呂の仕様を決めるようにしましょう。

まとめ

注文住宅では、お風呂にこだわりたいと考えている方も多いでしょう。ただ、一口にお風呂といっても種類があり、ユニットバスやハーフユニットバス、造作風呂に分けられます。それぞれ特徴が異なるので、お風呂に何を求めるかによって種類を決めましょう。ただ、自由に仕様を決められるのは楽しいポイントですが、予想以上に狭かった、使わない設備を採用してしまったという後悔もあります。そこで、実際にお風呂を使っている様子をイメージし失敗のないよう計画しましょう。

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